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梅の土用干しの後は南高梅の剪定作業

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「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」

という言葉があります。

桜の枝を切ると、切り口の修復が遅く、そこからか菌が侵入しやすいため素人は切るのが難しいと言われ、梅の切り口は修復が速いため菌の侵入がしにくく、梅は無駄な徒長枝や枯れ枝を切らないと、樹勢が弱くなって花芽が少なくなり実をつける枝がなくなってしまいます。

坂口農園では秋から年末にかけて毎日剪定作業です。

14か所の園地に約1200本の梅の木を切ります。

大きな木だと一本切るのに一時間から一時間半かかります。

梅の木

就農し10年が経ち今でこそどの枝を残すか、どの枝が必要ないかが分かってきたのですが、就農当時は一本一本切るたびに父親に「これは?」「ほなこれは?」と聞いていました。

剪定の基礎は一緒なんですが、梅の木によって必要な枝が変わってくるので、父親に見てもらいながら剪定していると、「それは切るな!」と注意されるのですが、(さっきは切る言うたやん…)と思うことが多々ありました。

梅の剪定

剪定前

こちらが剪定前の梅の木です。

細く上に伸びている枝が今年生えた新しい枝です。これが徒長枝です。

ある程度木が大きくなって木の形が出来てくると、この徒長枝と枯れ枝を切るとほぼ完成です。

徒長枝

徒長枝

徒長枝の根元の写真です。

これを一本一本切っていきます。
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こんな感じです。

農家によって切り方は様々です。枝を切るということは実をつける枝がなくなるということです。

枝を残しすぎると、実がなったときに風で枝と梅がぶつかって傷だらけになったり、枝が影になり木の中心部に日が当たらなくなり新しい芽が出なくなります。ちょうどいい切り方を各農家さんが試行錯誤しながら切っています。

また梅の実がたくさんついて豊作になると木の栄養が実に取られてしまって、木が衰弱し翌年不作になるということが多々あります。

ビフォーアフター

剪定前

剪定後

それぞれ農家さんは自分の思うベストな切り方で梅を栽培しています。

気をつけないと最近、切りすぎてしまう癖が出てきました。切り終わって木の全体を見てみると「枝ないやん」となってしまいます。

先日、友人が剪定を教えてほしいと連絡が来たので3日間ほど教えました。

実のなる枝【結果枝】と徒長枝の違いが分からない‼と嘆いていました。10年前は私もそんな感じでした。

今は遠目からでもわかるのようになり、まだまだキャリア10年の若手農家ですがこれが当たり前になり、少しづつですが成長しているんだと感じた日でした。

PS 私は剪定は梅の仕事で一番嫌いです。(笑)